分担研究者:東北大学 加藤幸成(代表:京都大学 金子 新)
令和5年度〜令和7年度
課題名:GPC3 CAR 発現 iPS 細胞由来 ILC/NK 細胞の患者体内生存延長 と抗腫瘍
エフェクター機能向上を目指したリバーストランスレーショナル研究
東北大学ではこれまで、がん細胞に特異的な反応性を示すモノクローナル抗体の作製法(CasMab法)を用いることにより、ポドプラニンに対して、複数のCasMabの作製に成功した。ポドプラニンはリンパ管内皮細胞、肺胞上皮細胞、皮膚基底細胞、腎上皮細胞などの全身の正常細胞に高発現し、通常の抗体では様々な副作用が懸念される。CasMabはそれらの正常細胞に反応せず、肺がん、食道がん、悪性中皮腫、悪性脳腫瘍、卵巣がんなどの複数の難治性がんに高い反応性を示すため、抗体医薬の新規ターゲットとして期待される。さらに、乳がんや膵がんの他に血管内皮細胞などの正常細胞にも高発現しているポドカリキシンに対しても、がん特異的な反応性を示すCasMabを複数作製してきた。本プロジェクトにおいては、京都大学が保有するがん特異的抗体をヒト化あるいはscFv化し、CAR-Tに搭載できるフォーマットへの最適化を行う。
分担研究者:東北大学 加藤幸成(代表:京都大学 金子 新)
令和2年度(9月1日)〜令和4年度
課題名:次世代型ヒト人工染色体ベクターによるCAR交換型高機能再生T細胞治療の開発拠点
東北大学ではこれまで、がん細胞に特異的な反応性を示すモノクローナル抗体の作製法(CasMab法)を用いることにより、ポドプラニンに対して、複数のCasMabの作製に成功した。ポドプラニンはリンパ管内皮細胞、肺胞上皮細胞、皮膚基底細胞、腎上皮細胞などの全身の正常細胞に高発現し、通常の抗体では様々な副作用が懸念される。CasMabはそれらの正常細胞に反応せず、肺がん、食道がん、悪性中皮腫、悪性脳腫瘍、卵巣がんなどの複数の難治性がんに高い反応性を示すため、抗体医薬の新規ターゲットとして期待される。さらに、乳がんや膵がんの他に血管内皮細胞などの正常細胞にも高発現しているポドカリキシンに対しても、がん特異的な反応性を示すCasMabを複数作製してきた。本プロジェクトにおいては、ポドプラニンやポドカリキシンに対するCasMabをヒト化あるいはscFv化し、CAR-Tに搭載できるフォーマットへの最適化を行う。